なぜ、あなたの「善意」は伝わらないのか?「愛を伝える5つの方法」から学ぶ“相手視点”の極意

なぜ、あなたの「善意」は伝わらないのか?「愛を伝える5つの方法」から学ぶ“相手視点”の極意
「良かれと思ってやっているのに、相手には響かない」 「自分は『与えている』つもりなのに、なぜか関係がギクシャクする」
それは、あなたが「自分の与えたいモノ」を、「自分のやり方」で与えているだけの「自己満足」になっているからかもしれません。
この記事では、私が「最も身近な存在(妻)」との関係で気づいた、コミュニケーションの“根本的なズレ”と、それを解決してくれた「相手が本当に求めるものを知る」ことの重要性について、私の実体験からお話しします。
「手伝う」は禁句。家事分担で得た“当たり前”の違い
先日、偶然見た所ジョージさんの動画で、家事の分担への考え方が一変しました。 この日以来、私は積極的に家事を行っています。
しかし、妻曰く**「手伝うは禁句」**。
なぜなら、それは「自分の役割」をしているだけで、「手伝う」という言葉には「本来は君の仕事だ」という無意識の驕りがあるからです。
この「言葉の受け取り方の違い」にハッとしました。 家事をしながらの会話が弾むようになり、しあわせがまた膨らみました。
自己満足の「愛」と、相手が求める「愛」
恋は求め合うもの。愛は与え合うもの。 よく言われることですが、ここにも大きな落とし穴があります。
それは、「相手が求めるもの」を与えることが重要であって、「自分が与えたいモノ」を与えるのは自己満足でしかない、ということです。
10数年前に読んだゲリー・チャップマン著『愛を伝える5つの方法』で、理論としては理解していました。
(※人によって「愛されている」と感じる方法が「肯定的な言葉」「奉仕活動」「贈り物」など5つに分かれる、という理論です)
私の妻は、「話を聴いてもらうこと(クオリティ・タイム)」や「奉仕してもらうこと(奉仕活動)」に愛を感じるタイプであることも、知っていました。
ただ、僕はそれを「実行」してこなかったのです。
「聴く」というチャレンジがもたらした、あたたかい対話
そこで、自宅にいる時に**「妻の話を真剣に聴く」**ことを意識するようにしました。
油断すると、すぐに他事を考えたり、スマホを触ってしまいます。 しかし、この「聴く」というチャレンジは、想像以上にあたたかいものを感じさせ、対話が弾むようになりました。
パートナーに感謝している方は、是非、一番身近な存在のしあわせを考えてみてください。 自分自身が考える「しあわせ」ではなく、パートナーが「本当に求めている」しあわせを。
しあわせです💖感謝
この「相手視点」、医療現場で実践できていますか?
私が妻との関係で学んだ「自己満足の愛」と「相手が求める愛」の違いは、そのまま**「医療現場」と「患者さん」の関係**に置き換えることができます。
医療者が与えたい「正しい情報(自己満足)」
患者が求めている「不安に寄り添う傾聴(相手が求めるもの)」
この“ズレ”が、患者さんの不信感やクレームの原因になっています。
久田邦博の「医療接遇研修」は、この**「相手視点(患者視点)」**に徹底的にこだわり、机上の空論ではない「本当に伝わる」コミュニケーション技術を、当事者の視点から指導します。


