がんと共に「自分らしく生きる」コツとは? 絶望から22年、サバイバーが実践した3つの方法
「がん告知を受け、絶望している」 「生きる意味を見失い、毎日が“生きる屍”のようだ」
22年前、白血病の告知を受けた私も、まさにその状態でした。
しかし、「ある考え方」との出会いが、私の人生を180度変えました。この記事では、私が絶望の淵から這い上がり、「周りの誰よりも元気に」自分らしく生きるために実践してきた「3つのコツ」を、具体的なツールと共にご紹介します。
1. 絶望から「思考は現実化する」への転換点
22年前にがん告知を受け、私は絶望感に浸り、1年間生きる屍のように過ごしていました。
しかし、ある日ふと**「死ぬまでは生きている」という当たり前の事実に気づき、さらに「思考は現実化する」**という考え方に出逢いました。
その日以来、「がんはなかったかのように」やりたいことに次々とチャレンジし始めました。もしあの気づきが無ければ、今頃は多分、土の下にいたことでしょう。
私が実践したのは、根性論ではありません。「マインドセット(心構え)」を変え、それを「具体的なツール」で加速させる方法でした。
2. 私が実践した「自分らしく生きる」3つのコツ
コツ1:マインドセットを変える(量子力学的な視点)
幸い、私は研修講師として「自分がしてきたことの裏付け」を調べる癖がありました。そして行き着いたのが「量子力学」的な考え方です。 難しい話ではなく、**「観測者(自分)の意識が、現実(物理現象)に影響を与える」**という視点です。
これを自分の体に応用し、「耳下腺腫瘍」の存在をあえて無視(=治ったと観測)したところ、消失するという体験もしました。(※注1) まずは「自分は治る」「自分は元気に活動する」と、自分の思考(観測)を変えることが第一歩でした。
コツ2:思考を「見える化」する(宝地図)
マインドセットを変えたら、次に「何を現実化したいか」を明確にする必要があります。その最強のツールが「宝地図」です。 やりたいこと、行きたい場所、なりたい姿を写真やイラストで1枚の紙に貼り出し、「見える化」します。 これにより、漠然としていた「夢」が「実現可能な目標」へと変わり、脳が自動的にその目標に向かって動き出すのです。
コツ3:自分の「本音」を引き出す(レゴ®シリアスプレイ®)
しかし、多くの人は「本当にやりたいこと(本音)」が分かりません。「宝地図」を描こうにも、手が止まってしまいます。 そこで役立つのが「レゴ®シリアスプレイ®」です。レゴブロックを使い、無心で作品を作るプロセスを通じて、自分でも気づかなかった「深層心理にある本音」や「本当に大切にしたい価値観」を引き出すことができます。
この3ステップ(レゴで本音を知り → 宝地図で見える化し → 量子力学的マインドで実践する)こそが、私が22年間、がんと共に自分らしくアクティブに生きてきた「コツ」の全てです。
(※注1:量子力学に関する補足) ご参考までに、量子力学的な観点では、観測者の観測が物理現象に影響を与えると考えられています。
この観点から、思考や意識が物理現象に影響を与える可能性があるとする仮説が提案されています。つまり、人間の思考や意識が現実の構築に関与するという考え方です。
がんの自然消滅についても、量子力学的な観点から見ると、患者の思考や意識が治癒プロセスに影響を与える可能性があるという見方があります。これは、思考や意識が細胞や生体内の物理的なプロセスに影響を与えるという考え方です。しかし、これはまだ仮説段階であり、科学的な証拠が不十分です。
したがって、量子力学的な観点からは、思考が現実化することとがんの自然消滅についての関係は、その可能性を示唆するものであり、
さらなる研究が必要です。
あなたも「自分らしい生き方」を見つけませんか?
がん告知は絶望かもしれませんが、終わりではありません。 「思考」を変え、「本音」に気づくことで、人生は今からでも輝き出します。
久田邦博の講演や研修では、この記事でご紹介した「レゴ®シリアスプレイ®」や「宝地図」のワークショップを通じて、あなたの「本当にやりたいこと」を引き出し、「自分らしく生きる」ための具体的な一歩をサポートします。

この内容は2024年2月20日に講演しました。


