がんと共に生きるコツとは? 24年超のサバイバー(講師)が語る5つの心構え

 

がんと共に生きる長期生存患者が語る生き方のコツとは?

はじめに:24年超のサバイバーとして伝えたいこと

 

こんにちは、がんサバイバー講師の久田邦博です。 私自身、白血病と診断されてから24年以上、「がんと共に生きる」日々を過ごしてきました。

診断直後は、絶望し「がんと共に生きる」など容易ではないと感じるかもしれません。 しかし、この記事では、私自身が800回以上の講演活動と多くの出会いを通じて実践してきた、長期サバイバーとしての「生き方のコツ」を、**私の“実体験”**としてご紹介します。

コツ①:「ポジティブ」より「感謝」に目を向ける

 

がんと闘う日々で「ポジティブな思考を持て」と言われても、無理に前向きになるのは難しいものです。 私が実践したのは、無理にポジティブになることではなく、「今あるもの」に感謝することでした。失った健康を嘆くのではなく、「今日も生きていること」「支えてくれる家族がいること」に意識を向ける。 私にとっての「ポジティブ」とは、「きっと治る」と信じることではなく、「今、しあわせです」と感謝することでした。

 

コツ②:弱さを見せられる「サポートシステム」を築く

 

がんと闘うのは孤独です。しかし、私は「一人で抱え込むこと」こそが、家族や友人を余計に心配させるのだと気づきました。「助けてほしい」と弱さを見せることは、恥ではありません。

まさにその「弱さを見せられる場」として、私が運営しているのが、がん体験者が集まる無料オンラインサロン「がんサポ喫茶止まり木」です。「頑張れ」と言われない、“ゆるい”繋がりが、あなたを支える最大の力になります。

 

コツ③:「患者」ではなく「治療のパートナー」になる

 

自身の健康管理は当然ですが、重要なのは「医師の指示に従う」という受け身の姿勢ではありません。 私は、**「自分自身の治療チームの“一員”になる」**と決めました。自分の病気について徹底的に学び、医師と対等に話し合い、治療法を「共に選択(SDM)」する。 「お任せします」ではなく、自分の体に責任を持つ「当事者」になることが、長期的な健康管理の第一歩です。

 

コツ④:「がん患者」以外の「自分の時間」を取り戻す

 

治療中は、生活のすべてが「がん」に支配されがちです。しかし、趣味や好きなことに時間を割くことは、単なる「気晴らし」ではありません。 それは、「自分は“がん患者”である前に、“一人の人間”である」という尊厳を取り戻すための、積極的な行動です。私が講演活動(仕事)に打ち込むのも、それが「がん患者ではない、久田邦博」としての時間だからです。

 

コツ⑤:「生きる意味」としての目標を持つ

 

治療中は「生きること」自体が目標になりがちです。しかし、私を支えたのは「なぜ生きるのか」という「目的(目標)」でした。 私の目標は、「この壮絶な経験を、絶対に無駄にしない。この経験を、今苦しんでいる他の患者さんや医療者のために役立てる」ことでした。 「生きる意味」が明確になった時、がんは「乗り越えるべき障害」から、「使命を果たすための“経験”」へと変わったのです。

一人で悩んでいませんか?「がんサポ喫茶止まり木」でお話ししましょう

 

記事で紹介した「サポートシステム」は、がんと共に生きる上で最も重要です。

私が運営する**無料オンラインサロン「がんサポ喫茶止まり木」**は、まさにこの記事で語ったような「弱さを見せられる」「“ゆるい”繋がり」を実践する場所です。

医師や看護師、多くの仲間が、あなたの不安や本音を待っています。誰かに話すことが、第一歩です。

→ 「がんサポ喫茶止まり木」の詳細・参加はこちら


まとめ

 

がんと共に生きるために、私自身が実践してきた5つのコツをご紹介しました。 これらは教科書に載っている一般論ではなく、私が24年かけて学んだ「リアルな知見」です。

がんと共に生きる日々に意識を向け、あなたらしい、楽しく充実した日々を送るためのヒントになれば幸いです。

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