患者は“最初の数秒”で何を見ている? がんサバイバーが語る第一印象の重要性 【がんサバイバーが語る医療接遇研修シリーズ①】
患者は“最初の数秒”で何を見ている? がんサバイバーが語る第一印象の重要性
「第一印象は数秒で決まる」
——これは、新人研修などでよく聞く言葉です。
しかし、「なぜ」医療現場でそれが重要なのか、そして「患者がその数秒で何を見ているのか」を、
当事者の視点から理解している医療従事者は多くありません。
この記事では、がんサバイバー(当事者)の視点から、不安を抱えて来院した患者が、
医療者のどこを見て「信頼できるか」を判断しているのか、
その「第一印象」の重要性について具体的に解説します。
患者が判断する「最初の数秒」とはいつか?
第一印象は数秒で決まります。その数秒とは、例えば**「受付のカウンターに近づいた瞬間」「診察室のドアが開いた瞬間」「病室に入ってきた瞬間」**です。
患者は「言葉」ではなく「態度」を見ている
特に医療機関では、患者さんは不安や悩みを抱えています。その不安な心理状態では、スタッフの「些細な言動」が、ネガティブな印象として強く記憶に残ります。
スタッフ同士の私語や暗い表情
パソコン画面だけを見た「どうされましたか?」
(前回の記事にあったような)片手でのぞんざいな物の受け渡し
これらのネガティブな印象は、「この病院(人)は、私の不安を預けるのに値しない」という不信感に直結します。
どんなに忙しくても、**「患者さんと目が合った最初の瞬間」**に、笑顔や安心感のある態度(非言語コミュニケーション)を示すことが、その後の信頼関係を左右します。
新規採用者研修の参考にして頂ければ幸いです。 詳しくは以下のリンクから(←YouTubeへのリンク)
その「第一印象」、新人研修で活かしませんか?
「第一印象」の重要性は、当事者(患者)の“生の声”で伝えてこそ、新人スタッフの心に響き、マニュアルを超えた本物の行動に変わります。
久田邦博の「医療接遇研修」は、新規採用者研修や中途採用者研修にも最適です。なぜ患者さんが不安を感じるのか、その「本音」から学ぶことで、「選ばれる」スタッフと「信頼される」病院・薬局づくりをサポートします。
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