がん患者自身の声で学ぶ医療接遇研修:医療現場での心に響く対話の力

 

介護事業様を対象にした接遇研修会

はじめに
医療現場において、患者とのコミュニケーションは非常に重要です。本記事では、がん患者自身が講師となり、医療接遇について講義する研修プログラムについてご紹介します。医療接遇に関心のある医師・看護師・薬剤師・スタッフの方々に向けて、患者の声から学ぶ大切さをお伝えします。

医療接遇研修の目的とは

 

この研修の目的は、表面的な「マナー(型)」を身につけることではありません。 目的は、**患者さんが治療の不安の中で「本当に求めていること(=患者心理)」**を深く理解し、医療者と患者さんの間に「本物の信頼関係」を築くことです。

「しっかり説明した」ではなく、「患者さんの心に響き、不安が安心に変わった」。その対話を実現するための「心」と「技術」を習得します。

 

がん患者自身が講師となる理由

 

 マナー講師との決定的な違いがここにあります。 一般的なマナー講師が「正しいお辞儀の角度」を教えても、多忙な医療現場では「実践する余裕がない」と反発されることがあります。

しかし、私(久田邦博)は「講師」であると同時に「がんサバイバー(当事者)」です。 **当事者が語る「生の声(実体験)」**は、プライドの高い医師やベテラン看護師の「無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)」さえも揺さぶります。

「患者にこう言われるなら、反論できない」 「マナーの問題ではなく、自分の“あり方”の問題だ」

この**「強制的な“自分ごと”化」**こそが、当事者講師だからこそ生み出せる最大の効果です。

 

研修の内容と方法

 

(本文) 研修は「聴くだけ」では終わりません。「気づき」を「現場の行動」に変えるためのプログラムです。

  1. 講義(インプット): まず、がん患者としてのリアルな体験談(例:不安だった告知、傷ついた一言、救われた態度)を共有し、患者心理の「本音」をインプットします。

  2. グループワーク(アウトプット): 次に、「自分たちの現場では何ができるか?」「あの時の対応は正しかったか?」をテーマに対話(ファシリテーション)します。

  3. アクションプラン作成: 最後に、気づきを「明日から具体的に実践すること(行動計画)」に落とし込み、グループ発表で共有します。

 

受講者の反応と効果

 

 この研修を受けた医療機関様からは、「スタッフの意識が変わった」という精神論だけでなく、経営に直結する具体的な効果として以下のご報告をいただいています。

  • 患者満足度の向上とクレームの激減

  • スタッフの離職率低下(バーンアウト防止)

  • チーム内のコミュニケーション円滑化と医療安全の向上

「患者さんから“ありがとう”と言われる回数が増え、スタッフのモチベーションが上がった」という声が、この研修の最大のリターンです。

 

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