「鉄は熱いうちに打て」 若手MRのスキルとメンタルを同時に育てる研修の極意

研修講師として、これほど嬉しいことはありません。
かつて私が手塩にかけて育てた「教え子」が、今は企業の教育担当となり、
**「新人の研修は、ぜひ久田さんにお願いしたい」**
とリピート依頼をくれたのです。
この記事では、私が製薬会社のトレーナー時代に実践し、
全国トップ成績の若手を輩出した「新人MR育成の極意」と、
時代が変わっても変わらない「教育の本質」についてお話しします。
1. 「鉄は熱いうちに打て」:入社直後の“覚悟”をスキルに変える
2005年から新入社員ランキングが始まり、
私は全国トップの成績を残す若手を育て、
その後は組織全体の底上げに注力してきました。
私が徹底していたのは、**「鉄は熱いうちに打て」**という原則です。
新入社員は、期待と不安の中で「覚悟」を決めて入社してきます。
この「覚悟」が冷めないうちに、一気にスキルアップさせることで、
それが「当たり前の基準」として定着します。
具体的には、集合研修から配属までの1ヶ月間、
毎日ロールプレイ中心のアウトプットを求め、
徹底的にフィードバックし修正させました。
彼らは翌日の課題のために、がむしゃらになってインプットする。
この4ヶ月で、知識とスキルが身体に染み込んだかのように成長していきました。
(本社研修部門とは喧々諤々でしたが…笑)
2. 「繋がりといたわり」:孤独にさせないメンタルサポート
厳しいトレーニングの一方で、もう一つ大切にしていたポイントがあります。
それは**「繋がりといたわり(心理的安全性)」**です。
配属後、新人たちは現場の壁にぶつかります。
そこで私は、**「セブンイレブン(7時-23時)電話相談窓口」**を勝手に開設しました
(※当時は働き方改革前でしたので)。
最初は学術的な質問でしたが、
徐々に「不安な気持ち」や「体調管理」などプライベートな相談に変わっていきました。
オフィスでも、私がPCを閉じた瞬間に若手が駆け寄ってきて
何時間も相談を受けるのが日常でした。
形は変わっても、この**「いつでも相談できる」「見守られている」という安心感**こそが、
若手が潰れずに成長するための土台です。
3. 教え子からのオファー:教育のバトンを繋ぐ
(本文) 在宅勤務やオンライン研修が進み、若手の「孤独」は当時より深刻かもしれません。
だからこそ、かつての「熱量」と「いたわり」を融合させた研修が、今再び求められていると感じます。
今回、私に研修を依頼してくれた窓口担当者は、当時の私の教え子です。
「あの時の研修のおかげで、今の自分がある」
そう思ってくれているからこそのオファーに、胸が熱くなります。
昨年の内容をさらにブラッシュアップし、今年も全力で、後輩たちの未来のために貢献してきます。
若手の「覚悟」を、本物の「実力」に変えませんか?
「最近の若手は大人しい」「現場に出るとすぐに折れてしまう」
もしかしたら、それは彼らのせいではなく、「熱量」を持って関わる指導者が不足しているだけかもしれません。
知識だけでなく、マインド(覚悟)とスキルを同時に育てる久田邦博の研修。
貴社の新人研修にも、ぜひその熱を取り入れてください。
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