病院では見えない「患者のリアル」を。看護学生の実習先として「がんサポ喫茶」を開放する理由
今年も、私たちの「がんサポ喫茶 止まり木」に、
白衣の天使のたまご(看護学生)たちが遊びに来てくれる季節がやってきました。
メンバー一同、大歓迎です。 学生さんたちの真剣な眼差しや、初々しい質問に触れると、
私たちの方が元気をもらい、気持ちが若返るからです。
この記事では、なぜ私たちがオンラインでの「看護実習」を受け入れているのか、その想いをお伝えします。
実習先が見つからない…コロナ禍の学生たちの苦悩
きっかけは、ある大学の先生からの切実な声でした。
「コロナ禍で患者会への立ち入りが制限され、学生の実習先が見つからず困っている」
看護学生にとって、患者さんと直接話す実習は、命と向き合う最も大切な学びの場です。
それが失われてしまうのは、未来の医療にとっても大きな損失です。
「それならば!」と、私たちが手を挙げました。
オンライン(Zoom)であれば、感染リスクもなく、日本全国どこからでも繋がることができます。
病院では見えない「生活者としての顔」
病院の実習では、どうしても「ベッドの上の患者さん(非日常)」しか見えません。
しかし、ここ(止まり木)にあるのは、笑いあり、冗談ありの**「生活者としての患者さん(日常)」**の姿です。
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がんになっても、こんなに笑って過ごしている。
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治療の合間に、こんな趣味を楽しんでいる。
学生さんたちには、教科書や病院では学べない「患者さんのリアルな暮らしと強さ」を
肌で感じてもらいたいと思っています。
スタバ感覚で、気軽に遊びに来てください
実習といっても、堅苦しい講義ではありません。
「スタバでお茶する感覚」で、気軽に遊びに来てください。
私たちサバイバーも、未来の看護師さんたちとお話しできることを心から楽しみにしています。
【開催日時】 毎週木曜日 14時~ / 21時~
しあわせです感謝
看護学校・大学の先生方へ
「学生に、患者さんの生の声を聴かせたい」 「オンラインでできる実習先を探している」
そのようなご要望があれば、ぜひご相談ください。
私たちは、未来の医療を担う学生さんたちを全力で応援します。



