「3日以内に行動せよ」鉄の掟|プロの父が息子に教えた“削る”プレゼン術とスピードの価値
「3日以内に行動せよ」鉄の掟|プロの父が息子に教えた“削る”プレゼン術とスピードの価値
「3日以内に行動すること」 これは私が常々伝えている鉄則です。
人のモチベーションは生ものです。
3日も過ぎれば気持ちは醒め、記憶は薄れ、日常の業務に忙殺されて「やるべきこと」は埋もれてしまいます。
先日、プレゼンのゴールイメージについて指導した息子から、早速連絡がありました。
「原稿を見てほしい」と。
このスピード感こそが、成長への第一歩です。
即行動した息子への「愛ある大ナタ」
ワクワクした気持ちが冷めないうちに、すぐに行動に移したこと。
まずはその姿勢を嬉しく思いました。
しかし、プロとして依頼された以上、甘いチェックはしません。
1. 「説明」ではなく「メッセージ」を残す
一通り内容を聞いてみると、案の定、文章が回りくどい。
「正確に伝えよう」とするあまり、言葉が多すぎるのです。
息子自身も「なんかスッキリしない」と感じてはいるものの、
自分で書いた文章には愛着があり、捨てきれない様子でした。
そこで私は大ナタを振るい、バサバサと不要な形容詞や接続詞を切り落としました。
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Before: 丁寧に説明しすぎて、主語と述語が離れている。
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After: 結論を一言で。短文を重ねてリズムを作る。
シンプルになった原稿を見て、息子は「これなら伝わる!」と深く納得したようでした。
2. スライドはまだ見るな
「スライドもある程度作ったんだけど……」と息子は言いましたが、この時点では一切チェックしませんでした。
なぜなら、スライドはあくまで「お飾り(補助)」だからです。
話の骨組み(構成)と魂(メッセージ)が定まっていない段階でスライドをいじっても、
見た目を整えるだけの時間の無駄になります。
「まずは削ぎ落とされたこの原稿を、自分の言葉になるまで何度も読み込め」と伝えました。
社会人の先輩として、父として
プレゼン技術の核心は、何を足すかではなく**「何を削るか」にあります。
そして、アドバイスを素直に受け入れ、「3日以内」**に形にする行動力があれば、技術は後からついてきます。
社会人となり、壁にぶつかっている息子たちに、こうして「プロの技術」と「親父の背中」を見せられること。
これ以上の喜びはありません。
**野風増(のかぜぞう)**の歌詞にあるように、
生意気盛りの息子と対等に酌み交わすような、そんな心地よい緊張感と幸福感を感じています。
しあわせです💖感謝
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