【介護施設 研修事例】なぜ、ここのリーダーは「自発的」に動き出したのか?変革し続ける組織作りの秘密

「リーダー研修をやっても、現場がなかなか変わらない」 「スタッフが指示待ちで、自発的に動いてくれない」
多くの介護施設や病院の管理者が、こうした「組織作り」の悩みを抱えています。
この記事では、私が1年間研修で関わった介護施設が、4ヶ月ぶりに訪問すると驚くほど「自発的な組織」に変貌していた実例をご紹介します。
なぜ彼らは変われたのか? その核となった「関係性の質」と「思考の質」を高める研修プログラムの秘密を解説します。
課題:1年前のキックオフと、4ヶ月後の「驚くべき変化」
昨年1年間、リーダーシップ研修で継続的に関わったある介護施設に、4か月ぶりに訪問しました。今年度のキックオフとして、1年間のプログラムをレビューし、核となるワークを実施しました。
そこで驚いたのは、リーダーたちの「行動の質」が明らかに変わっていたことです。
彼らは研修直後、自発的に管理者へ要望し、ミーティングの時間を設けるようになっていました。昨年のキックオフ時とは比べものにならない大きな変化です。今年のテーマとして、先方から「自発的に動くリーダー養成」と要望されたのですが、彼らはすでに自ら動き始めていたのです。
変化の鍵:「成功循環モデル」に基づいた“2つの質”の改善
なぜ、これほど大きな変化が起きたのか。それは昨年、研修で「成功循環モデル」に基づき、**「関係性の質」と「思考の質」**の2点を徹底的に改善したからです。
1. 関係性の質の改善(グループワーク) グループワークを数多く組み込むことで、リーダー間の物理的な距離と心理的な壁が取り払われました。親密度が変わり、お互いへの信頼感が醸成されたことは、今回の研修でも活き活きとした表情から明らかでした。
2. 思考の質の改善(ポジティブシンキング) ポジティブシンキングや、自身の可能性を信じる「セルフイメージ」の重要性を繰り返し伝えたことで、「どうせ無理だ」という思考から「どうすればできるか」という思考へと、質そのものが変わってきたと受け止めています。
研修手法:レゴ®シリアスプレイ®で「想い」をカタチにする
研修の最後は、レゴ®シリアスプレイ®を用いました。各々が目指すビジョンについて「想い」をカタチ(作品)にし、その作品を使って全員で一つの大きなイメージを作り上げていきました。
この「自ら考えるプロセス」と「全体で共有するプロセス」が、机上の空論ではない、生きた目標設定に繋がったと確信しています。
次のステップ:「影響の輪」を施設全体へ
今年度は、彼らの「自発性」をさらに高め、『7つの習慣』でいう「影響の輪」を、リーダーから施設全体へと広げていくプログラムを組んでいきます。
思わぬ成長スピードに負けぬように、私自身も学習する必要性に迫られ、一気に成長する機会を受け取ることができました。
しあわせです💖感謝
あなたの施設も「変革し続ける組織」になれる
「リーダーが育たない」「スタッフが指示待ちになっている」 その課題、「関係性の質」と「思考の質」を変えることで解決できるかもしれません。
久田邦博のリーダーシップ研修は、レゴ®シリアスプレイ®や成功循環モデルを用い、参加者が「自発的」に動き出す組織作りを、当事者の視点で強力にサポートします。


