Amazon参入で薬局は「書店」と同じ道を辿るのか? 新人薬剤師に伝えた「生き残るためのスキル
Amazon参入で薬局は「書店」と同じ道を辿るのか? 新人薬剤師に伝えた「生き残るためのスキル」
今年の病院および保険薬局の新入社員研修は、ようやくリアル(対面)開催に戻ってきました。
若く希望に燃える彼らの目の前で、各企業様の人材育成方針に沿って話をしていますが、
私がどの会場でも共通して伝えている「厳しい現実」と「希望」があります。
それは、**「Amazonが薬局業界に本格進出した時、あなたはどう生き残るか?」**という問いです。
Amazon参入。薬局は「書店」の二の舞になるのか?
「Amazonファーマシー」の処方薬ネット販売参入は、業界にとって黒船です。
私は新人たちに、あえて厳しい未来予測を話します。
「書店は、この20年間で数が半減しました。
おそらく、薬局も同じ道をたどるでしょう」
利便性や物流スピードで、Amazonに勝てる薬局はありません。
「薬を渡すだけ」の場所なら、ネットに置き換わります。
誤解しないでほしいのは、「薬剤師という職業」が不要になることはないということです。
しかし、「不要となる(選ばれない)薬剤師」は数多く出てくるでしょう。
淘汰の時代はすぐそこに来ています。
生き残る鍵は「専門知識以外」のスキルにある
では、どうすれば生き残れるのか?
AIやAmazonが代行できないこと、
それは**「心を通わせるコミュニケーション」**です。
だからこそ、私は新人たちにこう伝えています。
「患者」ではなく「人」として接すること
病気や薬を見るのではなく、その人の生活や不安を見てください。
「専門知識・スキル以外」を磨く時間を持ちなさい
薬学知識はあって当たり前。
人間力、接遇、傾聴力といった「ノンテクニカルスキル」こそが、
あなたを守る武器になります。
未来は自ら創り出すもの
脅かすようなことばかり言いましたが、
これは私からの最大限の「応援メッセージ」です。
環境が激変しても、
「あなたから薬をもらいたい」と言われる薬剤師になれば、
場所がどこであれ活躍し続けられます。
未来は、誰かに与えられるものではなく、自らのスキルと人間性で創り出すものです。
がんばれ、新人薬剤師たち。
しあわせです感謝
貴社の薬剤師は、Amazonに勝てますか?
「薬を渡すだけ」の業務はいずれ淘汰されます。
これからの薬局に必要なのは、AIやネット通販にはできない
「高度なコミュニケーション能力」と「人間力」を持つ薬剤師です。
時代の変化に負けない「選ばれる薬剤師」を育てる研修を、今すぐ始めませんか?



