【薬剤師必見】ジェネリックで患者負担増?CML治療の落とし穴とアドヒアランス向上の鍵|治療環境向上プロジェクト

【薬剤師必見】ジェネリックで患者負担増?CML治療の落とし穴とアドヒアランス向上の鍵|治療環境向上プロジェクト

 

慢性骨髄性白血病治療環境向上プロジェクト

このたび、**「慢性骨髄性白血病(CML)治療環境向上プロジェクト」**に参加し、

当事者と薬剤師、両方の立場から伝えたいメッセージを収録しました。

CML治療の鍵を握るのは、私たち薬剤師です。

多くの同僚にこの動画を視聴していただき、

患者さんの命を守る「アドヒアランス向上」に繋げてほしいと切に願っています。


死なない病気になった、だからこその「苦しみ」

医学の進歩により、CMLは分子標的薬(ABLチロシンキナーゼ阻害剤:TKI)を飲み続けていれば、

CMLで死亡することはほぼ無いと言われる時代になりました。

しかし、それは**「非常に高価な薬を、副作用と戦いながら、生涯飲み続けなければならない」**ことを意味します。

経済的な負担、終わりのない倦怠感や下痢……。

その苦しみから、自己判断で減薬したり、服用を中止してしまうケースが後を絶ちません。

これが再発の最大の原因です。

主治医の次に近い存在として

プレスリリースに掲載されたアンケート結果でも、

CML患者にとって薬剤師は大変重要な存在であることが浮き彫りになりました。

CML患者にとって主治医の次に身近な医療者は、TKIを渡す薬剤師です。その服薬アドヒアランスが治療のカギを握るため、CML患者にとって薬剤師は大変重要な存在だ(プレスリリースより抜粋)

診察室では言えない本音も、薬局のカウンターならこぼせるかもしれない。

私たちは、患者さんの命綱を握る「最後の砦」なのです。

【衝撃】良かれと思ったジェネリック提案がアダになる?

今回の私のパートでは、当事者薬剤師として行っている具体的な服薬支援に加え、

**「あまり知られていないジェネリック医薬品と高額療養費制度の関係」**についても解説しています。

薬剤師として「患者さんの経済的負担を減らそう」とジェネリックを提案することがあると思います。

しかし、高額療養費制度の仕組み上、**「ジェネリックに変えるとかえって患者負担総額が高くなるケース」**が

存在するのです。

このパラドックス(逆転現象)を知らずに指導することは、患者さんの信頼を損なうだけでなく、

経済的にも追い詰めてしまう可能性があります。

この動画で、ぜひ正しい知識をアップデートしてください。


修了証発行と「選ばれる薬局」への道

本プロジェクトの動画は、医療従事者限定で視聴可能です。

血液内科医による解説(5本)と、私を含む薬剤師からのメッセージ(2本)で構成されています。

【プロジェクト参加のメリット】

  1. CML治療の最前線と患者心理が学べる

  2. 修了証の発行

  3. 特設サイトへの薬局名掲載(希望者のみ)

    • 「CMLについて相談できる薬局」として一般公開され、患者さんが安心して通える目印となります。

CML治療環境向上プロジェクト動画はこちら

プレスリリース詳細はこちら


まとめ

知識は、患者さんを守る盾になります。

CML患者さんが、治療を諦めずに自分らしい人生を歩めるよう、私たち薬剤師がスキルアップしていきましょう。

しあわせです💖感謝



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