製薬企業様より講演の機会をいただき、

テーマである**「在宅医療の基本と動向」**に関するスライドがついに完成しました。

作成しながら振り返っていたのは、スマートな知識ではなく、

私がこの12年間で重ねてきた「恥」と「汗」、そして現場でいただいた「温かさ」の記憶でした。

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12年前、私は「とんちんかん」なよそ者だった

今でこそこうして講師を務めていますが、

12年前に「薬剤師の在宅訪問について知りたい」と思い立った当初、私は本当に無知でした。

J-HOP（全国薬剤師・在宅療養支援連絡会）やHIP研究会などの専門的な場に参加しても、

飛び交う用語がわからず、隣の方に「すみません、今のどういう意味ですか？」と解説してもらう日々。

多職種連携の場に行っても、それぞれの職種（看護師、ケアマネジャー等）が何をしているかすら理解できておらず、

今思えば赤面するような**「失礼な質問」や「とんちんかんな発言」**ばかりしていました。

怪訝な目を向けられても、現場に飛び込む

それでも私は、「その輪の中に飛び込むこと」だけは止めませんでした。

製薬会社という、現場から少し距離のある立場の人間が、汗をかいて輪に入ってくる。

最初はやはり「なんだこの人は？」「何をしに来たんだ？」という怪訝な目で見られることもありました。

しかし、机上の空論ではなく、同行訪問をさせていただき、自分の目と耳、

そして肌で「リアルな世界」を確認し続けるうちに、空気は変わりました。

私の本気を感じ取ってくださったのか、実践者の方々は次第に心を開き、

親切丁寧に現場の真実を教えてくれるようになったのです。

点と点が繋がり、「地域包括ケア」が見えた

• 在宅診療の実際

• 各職種の役割と苦悩

• 患者さんの生活の場

バラバラだった知識の点がつながり、

**「地域包括ケアシステム」や「地域医療構想」**という全体像が見えてきた時、

過去にいただいたすべてのアドバイスが生きてきました。

あの時、現場で築いた人間関係は、今も私の最大の財産です。

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製薬企業が知るべき「現場のリアル」を伝える

今回の講義では、教科書的な制度解説だけをするつもりはありません。

かつての私のような**「とんちんかん時代」に、私が現場で「えっ！」と驚いたこと、ギャップを感じたこと**を

整理してお話しします。

それこそが、製薬企業がこれから地域医療に貢献するために、最も必要な「現場感覚」だからです。

しあわせです💖感謝

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【製薬企業・医療関連企業のご担当者様へ】

「在宅医療の現場で、自社の薬や情報はどう扱われているのか？」

「地域包括ケアの中で、MRや企業はどう振る舞うべきか？」

データだけでは見えない現場のリアルと、医療従事者との信頼関係構築のヒントを、

製薬業界出身の視点から語ります。

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