【東京大学医学部】日本のトップ頭脳に「がんサバイバーのリアル」は届くのか?未来の医療リーダーたちへの挑戦状

【東京大学医学部】日本のトップ頭脳に「がんサバイバーのリアル」は届くのか?未来の医療リーダーたちへの挑戦状

がん患者による医学部講義

教育者として、また一人のサバイバーとして、身の引き締まるオファーをいただきました。

東京大学医学部の医学生に向けて講義を行います。

言わずと知れた日本の最難関、最高峰の知性が集まる場所です。

そこで私が語るのは、医学書に載っている理論ではなく、生身の人間が体験した**「がんのリアル」**です。


偏差値では測れない「痛み」を届ける

日本のトップの頭脳を持つ彼らに、私の言葉はどのように届くのでしょうか?

彼らは、病態生理や最新の治療法については、私などが語るまでもなく優秀な知識を持っています。

しかし、**「がん告知を受けた瞬間の絶望」や「社会から切り離される孤独(トータルペイン)」**は、

どれだけ偏差値が高くても、体験なしに想像することは困難です。

論理(ロジック)で武装された彼らの心に、感情(エモーション)というクサビをどう打ち込むか。

これは私にとっても、講師としての真価が問われる大きな挑戦です。

未来のリーダーたちからの「問い」に期待する

講義も楽しみですが、それ以上に楽しみにしているのが**「質疑応答」**の時間です。

  • 「患者視点では、医療の効率化をどう捉えますか?」

  • 「エビデンスとナラティブ(物語)が対立した時、医師はどうすべきですか?」

おそらく、忖度のない鋭い質問が飛んでくることでしょう。

日本の医療の未来を担う彼らが、私の話をどう咀嚼し、どんなフィードバックを返してくれるのか。

その化学反応(ケミストリー)が今から楽しみでなりません。

知識を「知恵」と「優しさ」に変えるために

頭が良いからこそ、陥りやすいバイアスがあります。

知識があるからこそ、見えなくなる患者の心があります。

彼らの優秀な頭脳に、**「患者への想像力」**というOSをインストールしてきます。

この講義が、彼らが将来出会う数万人の患者さんを救うきっかけになれば本望です。

しあわせです💖感謝


 

【医学部・医療系大学の講義担当者様へ】

「知識」の教育は大学で完結できますが、「心(患者学)」の教育には生の教材が必要です。

東京大学医学部をはじめ、数々の大学で採用される「がんサバイバー講義」。

将来の医療を担う学生たちに、教科書にはない「命の手触り」を教えませんか?

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