「患者メガネ」を外し「人メガネ」で見る。医薬学生たちが講義で得た“一生モノ”の気づき

僕の講義から学生が受け取ったモノ

僕の講義から学生が受け取ったモノ

 

将来、医療現場に立つ学生たちに、最も伝えたかったこと。

それは、**「目の前の人を『患者』という枠にはめて見ないでほしい」**ということです。

先日の講義レポートを読み返していると、

私が最も力を入れた**「患者メガネ・人メガネ」**という言葉が、

多くの学生の心に深く刺さっていたことが分かりました。

この記事では、講義を受けた学生たちが、どのように「患者へのまなざし」を変え、

医療人としての覚悟を決めたのか、彼らの生の言葉(感想)を中心にご紹介します。

 

1. 「患者メガネ」を外し、「人メガネ」を掛ける

 

【久田の視点】

「患者メガネ」とは、相手を「病気の人」としてしか見ないフィルターのことです。

私自身、がん患者だと分かると急に特別扱いされることに窮屈さを感じていました。

10年以上前、ある認知症の方の訴えから学んだこの言葉を、

私は学生たちにどうしても伝えたかったのです。

【学生たちの声】

「『患者メガネ』という言葉は、将来医療に携わる者として心に留めておかなければならない。」

「患者は一部分が悪くなっているだけで、他の部分は普通と変わらない。」

「自分が持っている病気へのイメージの型に患者さんを押し込むと、過度な気遣いで相手を傷つけると知り、ハッとした。」

「患者として振る舞うのは医師の前だけでいい。学生なら学生として扱われる権利があるということに気づかされた。」

 

2. 死を意識して、「生き方」を考える

 

【久田の視点】

「死」は怖いものですが、それを意識することで「生」が輝き出します。

闘病体験だけでなく、私がどうやって「幸せ」を見つけたか、その生き方そのものを伝えました。

【学生たちの声】

「死は誰にでも平等にやってくる。だからこそ、やりたいことを先延ばしにせず全力で生きたい。」

「自分の体を蝕む病と真摯に向き合い、余生をどう過ごすか考える人には、特有の輝きがある。」

「人は考え方次第で、不幸にも幸せにもなれると改めて感じた。」

 

3. 「AIにはできない」薬剤師の役割

 

【久田の視点】

知識だけならAIが勝ります。

しかし、人の痛みに寄り添い、心を動かすことは人間にしかできません。

これからの薬剤師に必要なのは、その「人間力」です。

【学生たちの声】

「AIには出来ないところから生き残っていくことの大切さを理解した。」

「苦しむ人の心に寄り添える人になりたい。」

「講義を聴き、がん患者に対する接し方について考え方が180度変わった。」


 

最後に:言葉のバトンは繋がっている

 

 実は昨日、10年以上前に私に「患者メガネ」という言葉を教えてくださった方と、

SNSを通じて再び繋がることができました。

あの時、私が受け取ったバトンを、今こうして未来の医療を担う学生たちに手渡せたこと。

そして、彼らがそれをしっかり受け止めてくれたこと。

こんなに嬉しいことはありません。

単なる知識の伝達ではなく、**「医療人としての魂」**に火をつける講義を、

これからも続けていきます。

しあわせです感謝

学生の「医療人としての魂」に火をつけませんか?

 

知識や技術を教える前に、もっと大切なことがあります。

それは、「目の前の患者さんをどう見るか」というマインドセットです。

学生たちの感想文が証明するように、私の講義は彼らの意識を根底から変える力を持っています。

貴学のカリキュラムに、当事者の声を取り入れませんか?

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