アンコンシャスバイアスに気づく・対処する研修
「私は偏見を持っていない」と思っていませんか?
「私は患者さんを公平に見ている」 「差別なんてするはずがない」
そう思った方ほど、要注意です。
**アンコンシャスバイアス(無意識の偏見・思い込み)**は、
脳が情報を高速処理するための機能であり、誰にでも必ず存在します。
怖いのは、「バイアスがあること」自体ではありません。
「自分にはバイアスがない(自分の判断は常に正しい)」と思い込んでしまうことです。
その油断こそが、服薬指導のズレや、重大な見落とし(医療事故)の温床となります。

薬局現場に潜む「危険なバイアス」
本研修では、薬局で日常的に起きているバイアスの事例を具体的に検証します。
1. 年齢・属性バイアス
「高齢者だから、電子お薬手帳なんて使えないだろう」と決めつけ、説明を省いた。
→ 実はITリテラシーの高い方で、サービスの機会損失に。
「若いから、コンプライアンス(服薬順守)は大丈夫だろう」
→ 実は仕事が多忙で、飲み忘れが頻発していた。
2. 見た目バイアス(がんサバイバーの視点)
「顔色が良く、メイクもしているから、辛くないだろう」
→ がんサバイバーである私は、抗がん剤治療中も「元気そうに見える」と言われ続けました。
しかし、内心は副作用や不安でいっぱいでした。
「見た目」と「本音」は違います。
3. 正常性バイアス(医療安全の敵)
「いつもの患者さん、いつもの処方だから、今回も変更はないだろう」
→ この「だろう運転」のような思い込みが、
ピッキングミスや併用薬確認漏れの最大の原因です。
バイアス対処は「最強のリスクマネジメント」
アンコンシャスバイアスに対処することは、単に人に優しくなるためだけではありません。
「自分の判断には、思い込みが含まれているかもしれない」と、
一呼吸置いてメタ認知(自分を客観視)すること。
そして、チーム内で「それ、バイアスかかってない?」と指
摘し合える心理的安全性を作ること。
これこそが、ヒヤリハットや調剤過誤を未然に防ぐ、
**最も効果的で低コストな「医療安全対策(リスクマネジメント)」**なのです。
研修で目指すゴール
自分の思考のクセ(バイアス)に気づくワーク
「決めつけ」ではなく「事実」を確認する質問力
チームでバイアスを修正し合う組織風土づくり
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