患者さんの心を開いて気持ちを聴く方法(傾聴研修)

 

薬剤師の皆様、患者さんの話を「聞き流して」いませんか?

多くの薬剤師は、服薬指導の時間を気にして、

薬剤を確認しながら「はい、はい」と返事をしがちです。

それは単に音が聞こえている「Hearing(聞く)」であって、

身を入れて心を寄せる「Listening(聴く)」ではありません。

がんサバイバーである私は断言します。

「聴く姿勢」がない薬剤師に、患者は決して本音(副作用の辛さや飲み忘れ)を話しません。

 

「聴く時間がない」は誤解です

 

「現場は忙しくて、いちいち話を聴いていられない」

そう思われるかもしれません。

しかし、それは逆です。

患者さんの話が長くなったり、何度も同じことを聞いたりするのは、

不安が解消されていないからです。

「自分の辛さを分かってもらえた」という安心感(カタルシス効果)が得られれば、

患者さんは満足して話を終え、こちらの指導にも耳を傾けてくれるようになります。

「傾聴」こそが、結果として最も効率的で、ミスのない服薬指導への近道なのです。

 

研修で学ぶ「プロの傾聴スキル」

本研修では、精神論ではなく、明日から使える具体的な技術を習得します。

1. うなずき・あいづちの技術

マスク着用が当たり前の今、小さなうなずきでは伝わりません。

患者さんに「届く」リアクションと、安心感を与えるアイコンタクトを学びます。

2. バックトラッキング(オウム返し)

患者:「最近、胃が痛くて…」

薬剤師:「胃が痛いのですね」

相手の言葉をそのまま繰り返すことで、

「否定せずに受け止めてもらえた(受容)」という信頼感を醸成します。

3. ペーシング(同調)

辛そうに話す患者さんには、こちらもトーンを落としてゆっくりと。

相手の呼吸、話すスピード、声の大きさに合わせることで、

無意識レベルでの親近感(ラポール)を築きます。

コミュニケーションスキルの中で私は最も重要で最も身に付けるのに時間が掛かるのは
傾聴であると実感しています。
その理由はカウンセラー講座で共感ということがいかに難しく、何となく判って来たのは
ほぼ毎週ロールプレイをして3か月間ほど経った頃でした。

催眠誘導法についてに勉強会にも定期的に参加していました。聴く力が身に付きだすと
催眠誘導のクライアント役の方から「気持ちよく誘導された」というフィードバックを
頂けるようになりました。
プレゼンテーションでも変化が起きました。受講生の関心度が高まる始めました。
わたしなりに何が起きたかを考え、その要因は「間」であると気づきました。

以上の事から、時間は掛かりますがコミュニケーションにおいて外せない土台となる
スキルと考えています。

薬剤師研修研究所では、傾聴について学んでいただき、その上にその他のスキルと
重ねていくことがコミュニケーションスキルを身に付ける早道だと考えています。

時間が掛かるからこそ早く学び始めることをお勧めします。

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聴くことは、命を守ること

患者さんがポロッとこぼす「些細な一言」の中に、

重大な副作用の兆候や、併用薬のリスクが隠れていることがあります。

それを聞き逃さないためには、患者さんが話しやすい空気を作る「傾聴力」が不可欠です。

「またあなたに相談したい」と言われる薬剤師を育てるために、

コミュニケーションの基礎である「傾聴」を学び直しませんか?

 

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