なぜ「レゴ®シリアスプレイ®」研修は介護リーダーを「自発型」に変えるのか?【研修事例】
「リーダー研修を実施しても、現場で行動が変わらない」 「一方的な講義(座学)では、スタッフの本音や自発性が引き出せない」
介護施設の管理者様から、こうしたお悩みをよく伺います。
この記事では、私が介護施設で実施した「自発型リーダー養成研修」の事例をご紹介します。この研修では、参加者の“言わされ感”をなくし、「本音」と「自発性」を最大限に引き出すため、**「レゴ®シリアスプレイ®(LSP)」**というメソッドを使用しました。
なぜ「レゴ®ブロック」がリーダーを育てるのか?
レゴ®シリアスプレイ®(LSP)は、「手で考える」ことを通じて、普段は言葉にしづらい「本音」や「ビジョン」を可視化する、世界的に認められたメソッドです。
研修では「お題」に対し、参加者はまずレゴ®ブロックで「作品」を作ります。
100%の参加が促される: 言葉で発言するのが苦手な人でも、「作品」を通じてなら安心して自分の考えを表現できます。
「本音」が可視化される: 「手で考える」ことで、自分でも気づいていなかった深層心理や、チームへの思いが3Dモデルとして形になります。
「自分ごと」化が起きる: 全員が作った作品(=全員の意見)を組み合わせて、チームの「未来の姿」を構築するため、「やらされ感」のない強力なチームビルディングが実現します。
【研修事例】ブロックが可視化した「未来の法人像」
先日、介護施設での「自発型リーダー養成研修」の最終回で、このLSPメソッドを活用しました。
まず、**「自発的に活動しているリーダー像」**を各自がブロックで作成し、その作品(=自分の考え)について語ってもらいました。
その後、全員の作品をテーブルに並べ、**「私たちリーダーのチカラで、法人はこれからどうなっていくか」**という、未来のビジョンを全員で話し合っていただきました。
各作品の配置を「ああでもない、こうでもない」と変えているうちに、**「同じ向きに揃えたい」「旗(目標)は前方へ」「もっと密着させたい(連携したい)」**と、どんどん発言(=本音)が飛び出します。
**「わいわいガヤガヤ」**と楽しみながら、参加者全員の意識が「未来のビジョン構築」という一点に集中していく様子を、私はファシリテーターとして嬉しく見守っていました。
最後は、全員で作り上げた「未来の法人像」へのキャッチコピーを考えていただき、研修は終了しました。
思いを3D(作品)にすることで、言葉(議論)だけでは絶対に辿り着けない「本音」と「一体感」を引き出す。レゴ®ブロックのチカラを再認識できた、素晴らしい研修でした。
しあわせです❤️感謝
「言わされ感」を「自発性」に変える研修、導入しませんか?
「うちのリーダーは自発性がない」 「研修をやっても、翌日には元通り」
それは、参加者が「本音」を話せていないだけかもしれません。
レゴ®シリアスプレイ®研修は、安全な場で本音を引き出し、参加者の「内なる情熱」を可視化します。
**専門ファシリテーター(久田邦博)**が、貴施設のチームビルディングとリーダー育成を強力にサポートします。



